プリント基板から見たプリント基板のための用語集について

用語集インデックス

プリント基板から見たプリント基板のための用語集（る）

• ルーター
  
  　様々な形状の刃を持ち回転して切削するための工具のこと。
  
  英語表記 ：Router


• ルーター加工
  
  　ルーターを利用して外形加工をすること。
  
  英語表記 ：Router processing


• ルータービット
  
  　ルーターで使用する刃の部分のこと。
  
  　◆もっとくわしく◆
  　全体がギザギザした形状をしていて、回転したときに側面で基材を切れるようになっている。プリント基板で一般的に利用するルータービットの大きさは直径２ｍｍ程度のものが多い。それより小さな１ｍｍもしくはそれ以下のルータービットも存在するが、細いものはスピードを落とさないと折れてしまうので、非常に稀である。ルータービットにはいくつかの形状があるが、代表的なものは以下の通り。
  　①ダイヤ目・・・ダイヤ上の目が刻まれたような形状で、最も寿命がいい。切断面がやや粗くなることから基板の外形加工ではエンドミルを利用するケースが多いが、最近は接合面をきれいに保つダイヤ目のルータービットも存在している。価格は比較的安いものが多い。
  　②チップブレーカー・・・カット用の刃にチップが刻まれている形状で、削った際のごみを効率的に排出できるため、ごみによる不良を低減できるメリットがある。価格は比較的安い。
  　③エンドミル・・・最もきれいな断面が製造できる一方で外形加工ではよく利用される。その他の形状の刃と組み合わせて仕上げとして利用されることもある。価格は比較的高い。