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基板FAQ ~なんかへんだぞこの基板~

【事例079】ランドが剥がれている
ランドが剥がれたような異形の状態になっており、そこにはんだレベラーがかかっている

ランドが剥がれてしまった状況を見ると、剥がれたランドの状態から、ランド以外の基板面等の個所には損傷が無く、局所的(ランドのみ)に強い衝撃があった事が分かります。剥がれたランドの表面は平坦(突起していない)である事からランドが剥がれた後に押し潰された状態です。半田にはレジストが付着している事から、レジスト印刷時には当該症状が発生していた事が分かります。剥がれたランドには半田レベラー処理がされている事から半田レベラー工程から後工程でランドが損傷したことが分かります。さらに詳細を調べると、はんだレベラー後のエアーカッター工程にて本事象が発生していることが分かりました。今回の事象は、エアーの吹付のエッジの部分が基板に接触したことによって発生したものとなります。

エアー吹き出し口と基板の距離を適正に保つことが必要です。吹き出し口は遠すぎると吹き飛ばしの力にかけ、近すぎると本事象のような不良に発展してしまいます。こちらは熟練度が必要な業務であるため、各現場作業者に任せきりにするのではなく、明確な作業標準と責任者を設けて実施することが望ましいと考えられます。

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