AllyJapan株式会社

基板FAQ ~なんかへんだぞこの基板~

【事例066】金めっきが一部ついていない
金めっきの淵の部分が一部欠けたようになっていてついていないように見える

写真の通り、欠けて見える部分は金メッキがついていない部分です。当該のかけについては、銅箔表面に何らかの物質が付着したことによって表面のめっきが正常にされなかったものとなります。写真を見る限り、レジストは現像法・シルクは印刷法を使っており、欠けの形状が印刷法を起因とする不良によく見られる形状であることから、シルク工程~金めっき工程の間にシルクが一部パッド表面に付着したことが原因であると分かりました。さらに調査を進めると、金めっきまえに基板表面を清掃する吸水ローラーの清掃が不十分であったため、シルクの汚れを十分に清掃しきれずに当該事象に発展したと結論付けました。

吸水ローラーの清掃を徹底することが基本対策となります。PVAスポンジを素材として利用している場合には、清掃状況だけでなく吸水状況によっても清掃のパフォーマンスに影響がでることがありますので、休憩明や仕事のしはじめには注意が必要です。

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