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基板FAQ ~なんかへんだぞこの基板~

【事例062】インクが目詰まりしている
添付の通りレジストインクが目詰まりしている。

写真を確認すると今回の事象はレジストインク印刷の際にNPTH内へ大量のインクが入り込み、現像工程で除去しきれなかったために残留した状態と判断致します。通常、NPTH内にインクが入り込む量はレジスト印刷機で適量に管理されているため、入り込んでしまったインクに付いても現像工程で完全に除去する事ができます。今回の場合目詰まりを起こしていない他の箇所には同様の症状が無く、当該箇所のみ大量のインクが塗布されたことが分かりしました。レジスト印刷機に装着している印刷版の裏側(基板面側)には、生産を重ねると不要なレジストインクが徐々に残留し蓄積されるため、蓄積したインクは作業員の判断で品質に影響がないように清掃する規則となっていましたが、この判断にばらつきがあったため本件のような事象に発展しました。

レジスト印刷機の清掃について標準化する必要があります。基本的には一度利用するごとに一度清掃するようにします。人為作業はどうしてもムラが出てしまうことから、自動清掃機を導入し、ヒューマンエラーの余地をなくしてしまうのが最も合理的です。原則として、ハンドリングの機会が減れば減るほど不良は少なくなります。

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