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基板FAQ ~なんかへんだぞこの基板~

【事例053】シルクがはがれている
写真右側のようにシルクが一部剥がれてしまっている。

シルク不良の現物を観察すると、不具合箇所に薄いレジスト膜は塗布されている状態であることはわかります。シルク印刷については、シルク印刷機を調整した直後の初回品のシルク膜が厚くなる事があります。このようにシルク膜が厚い状態だと、通常のシルクインク乾燥時間では完全に乾燥せず不完全な状態となり、半硬化となてしまいます。半硬化の箇所は固定されていないため、その後の洗浄工程で一部が剥離されて今回のようなケースに発展しました。

原因の項目にもあるとおり、シルク印刷機を調整した際の初回品はシルク膜が厚くなるケースが存在するため、初回印刷時には基板に直接印刷せずダミーシートを使用し印刷する事が対象方法として挙げられます。例えば、透明のダミーシートに印刷し、当該シートは印刷後廃棄するなどの方法です。その後、正規生産を開始する事でシルクインクの厚い状態を防止することができます。

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