レイヤペア

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

Altium Designerにて、部品を作成する場合に部品外形などのシルク
は、「TopOverlay」のシルク用レイヤに配置します。

シルク用レイヤは「TopOverlay」と「BottomOverlay」があり、
部品をPCB上で配置面変更した際に、
自動的に「TopOverlay」⇔「BottomOverlay」が切り替わります。

このレイヤ間で切り替わる関係を「レイヤペア」といい
レイヤペアを設定することでメカニカルレイヤ間でも
切り替えることができます。

設定方法は、PCBエディタにて、デザイン>>レイヤと表示色から
ダイアログ左下にある、レイヤペアボタンをクリック。
メカニカルレイヤペアのダイアログの追加をクリック。
Layer1・2にペアにしたいレイヤを設定します。

例えば、Layer1に「Mechanical1」、Layer2に「Mechanical2」と
設定した場合、部品配置をTop面からBottom面に変更した場合
部品内の「Mechanical1」にあるオブジェクトが「Mechanical2」へと
切り替わり、文字は反転されます。

GNDについて

元回路屋でございます。


今回も『GND』のお話です。


電子回路の動作に於ける全ての基準となるのが「GND」であります。

と同時に、各信号や電源のリターンパスとして使用されており、「電流が流れる」ということを意味してます。


基板上の導体は必ずインピーダンスを有しており、インピーダンスに電流が流れると電圧が発生し、

「GND」の電位が一定では無くなってしまいます。

この時発生する電圧が【ノイズ】となってしまいます。


因みに「リターンパス」とは、リターン電流の経路のことです。


ノイズの発生を抑える為にはインピーダンス・インダクタンスを低く抑え、

共通インピーダンスを無くすことが重要となります。

具体的には、GNDパターンを「太く・短く・ストレート」にすることで実現させます。

ここで言う「ストレート」とは、GNDパターンをループさせないと言う意味となります。

「GNDループ」とは、GNDパターンが円環になっていることを指し、

この円環パターンがノイズ発生の一因となってしまうのです。



ネットデータ

設計作業を開始するに当たり、ネットデータは非常に
重要なデータとなります。

私が設計を始めた頃は今のように当たりまえにネット
データを頂ける事などなく、回路図は紙でしか頂けま
せんでした。

よって、設計は回路図からネットデータを作成する事
から始めなくてはなりません。

ネットの作成も回路図1枚くらいなら良いのですが
10枚、20枚ともなると気が遠くなるような作業で
2日くらいかけて作成をしていました。
ユーザーによっては回路番号やピン番が記載されて
おらず、全ての回路へ記入する事もあり難儀しながら
割り振りおよび記入をした記憶があります。

まだ、当時は回路CADでの入力ではなく手書きでの
回路作成を多かった時代です。

それを今や、図面はデータで頂けますし、図面での
部品検索も容易ですし、ユーザーにピン番の入れ替え
など回路変更を気安くお願いも出来る時代です。

次回はネットのフォーマットについてのお話です。

ではでは、失礼いたします。

最近弊社では、シールドFPC基板のご依頼が殺到しています。

シールドフレキシブル基板(シールドFPC基板)とは、高周波信号の高速伝送/ノイズ対策のためのシールド構造を持たせたフレキシブル基板(FPC基板)です。
回路が高速になってくると、それに伴って信号ライン間のノイズなどが大きな問題になり、何らかのシールド処理が必要になってきます。
そこでフレキシブル基板(FPC基板)の場合は、屈曲性機能を維持しながらシールド機能を得るためにいくつかの方法があります。
一つは通常の両面フレキシブル基板(両面FPC)の片側の導体層をシールド層として使用するというものです。
具体的には信号側層で各信号ライン間にシールド用ラインを1本ずつ入れて、これを裏面のシールド層へTH(スルーホール)で接続するというものです。
もう一つは銀ペーストをシールド層として印刷する方法です。これは、まず片面フレキシブル基板(片面FPC)を製作し、
回路上にカバーレイをし、予めコンタクト部には窓穴をあけておき、この上に銀ペーストを塗布(印刷)する。
ただ、この銀ペースト印刷法は、時に(ピンホール発生など)製造工程での歩留まりがあまりよろしくない場合があり、
現在弊社では主にシールドフィルムを使用するようにしています。
シールドフィルムには銀などの各種仕様があり、薄型フィルムの為、柔軟性、屈曲性、折り曲げ性にも優れています。
片面フレキシブル基板(片面FPC基板)、両面フレキシブル基板(両面FPC基板)、多層フレキシブル基板(多層FPC基板)などへのシールド処理が可能です。
このシールドFPC基板は、無論中国での生産も可能です。

Allyの基板

春爛漫という様相を呈してまいりました
横浜の街
桜の開花予報が待ち遠しい今日この頃でございます。

当社が設計、調達に携わっている
プリント配線板。

それが、様々な分野で使用されているのは
周知の通りでございます。
分野によって、その要求グレードは
異なってくるものの
信頼性に優れた基板材料を求めるのは
各分野共通の到達目標であります。

しかしながら、ややもすると
必要以上の信頼性を求めるあまり
残念ながら
その過剰分が無駄なコストとして跳ね返って
きてしまうようなケースも発生しかねません。

要求される信頼性に対して
材料まで遡ってアドバイスし
製造方法の違いなどによって、
信頼性に影響する効果も視野に入れながら
過剰品質によるコストアップ防止にも
注意を払わねば
究極的コストダウのご提案とは言えません。

ひと口にコストダウンといっても
様々な切り口があります。
あらゆる角度から精査して
求められる最高の品質において
低価格の基板調達を
ご案内させて戴ける当社
Ally Japanに
先ずはお見積りをを!!

基板製作短納期対応について

花粉症で辛い日々を過ごしています。

先日無花粉スギの開発をテレビで見て、花粉症に悩むのもあと数年かと心躍らせております。

 

さて、弊社で手配する基板の短納期対応についてですが、生板の国内製作と中国製作では

輸送期間の違いもあり、もちろん中国製作の方が時間はかかりますが、

実働日数は基本的に両面坂で2日、4層板で1週間程度となります。

ご要望に応じて土日の対応、更に特急費をかけてさらなる短納期での調達も可能と

なります。

AW設計から始まり、1シートからの試作や量産、実装まで、幅広く

対応させていただいております。

価格競争が激しくなる中、品質の担保、短納期の対応でご満足いただけるよう

工場との連携を常に行っております。

 

今後ともAllyの設計から量産までの一貫した基板調達をご利用いただければ幸いです。

基板外形の設定

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

AltiumでPCBを新規作成すると背景が黒い領域が作成されます。
この領域が基板外形となり、設計基板領域となります。

メニューのデザイン>>基板外形 の下記コマンドで基板外形を編集
することが出来ます。

・設定 : 新しく基板外形を作画する。
・編集 : 現状の基板外形頂点を移動し変更する。
・移動 : 基板外形を移動する。
・セレクトオブジェクトから設定 
 : セレクトされたトラック・アークオブジェクトから基板外形を作成。

外形が複雑な形状などの場合、外形のDXFで
「セレクトオブジェクトから設定」を使用して基板外形を作成します。

※このときセレクトする外形ラインが閉図形の場合は、ライン幅に
関係なくライン中心で基板外形が定義されますが、
一筆書きのような閉図形になっていない、オブジェクトの端点が
ズレてしまっている場合には、メッセージが表示されそのまま続行
すると外形ラインの外側を縁取る形で基板外形が作成されます。

GNDの一点アースの補足

元回路屋でございます。


前回のGNDの一点アースで補足を何点か。


前回では、「デジタル/アナログ用GNDを分離することが重要」とお話しとことと思います。

これには、デジタル回路では High/Low遷移時にスパイク電流が流れることにより、

基準電位に変動が生じることがあります。

アナログ回路では、この微細な基準電位の変動が原因で誤動作を引き起こす為、

パターンを共用しない(共通インピーダンスを作らない)ことで、アナログ回路の

誤動作を防止できる訳です。

 

しかし「GNDの一点アース」は、直流回路と低周波回路には有効だが、

高周波回路には効果は無いので注意が必要となります。

 

では、1点アースが効果が無い高周波回路の場合はどのような対策を採るかというと「ベタ」にする。

と言うことになります。

1点アースに対し、多点アース(ベタ)で接続し、インピーダンスを低くすることにより

ノイズ対策とするやり方であります。


その際、ベタは広い方が望ましいのですが、髭・アンテナ状にならないようにすることが非常に重要となります。

CADの設定で、 「xx c㎡ 以下の領域にはベタを作成しない」などの設定があると思いますので、

その設定をうまく活用することで、GNDパターンの髭は防止出来るはずです。

 

 

スプラインについて

設計の三浦と申します。

DWGやDXFにスプラインを使用しておりましても
「A9Converter」にてバージョンを下げましたファイルは
CADデータに取り込む事が可能になります。

スプラインは複数の制御点にて構成された
自由曲線でありますが、バージョンを下げることにより
スプラインを線の構成に置き換えてくれます。
 
しかし、CADにファイルを取り込む事は可能になりましたが、
スプラインの曲線部分は線に置き換えられます為に
細かい線の集合となり、データ的にはかなり容量の
大きなデータとなります。

また、外形や領域はこのデータをもととしますので
作成には慎重に作業をする必要があります。

以上、何回かに分けましてスプラインの取り込み方法、
ファイルのバージョン変換方法を説明いたしましたが
メリット、デメリットを踏まえた上で各作業を行い、
取り扱いをして頂きたいと思います。


ではでは、失礼いたします。

日本のひな祭りと中国の七夕祭り

 

ALLY(深セン)営業部のRindaでございます。

 

よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

今日は33日で 日本では女の子の祭りと言われるひな祭りです。日本で留学する時 日本人の家で 綺麗なひな祭り人形を見たことがあります。とても綺麗でした。

 

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電源・GNDの配線

こんにちは、設計部の淺原です。

前回は少しだけ基板のことをお話ししましたが、今回は設計について、お話ししたいと思います。

皆さんは過去に自分が設計した基板やデータを見て、「あ、これ自分が設計した基板だ」と分かりますか?
「次から次へと違う設計しているなかで、そんなの覚えてる訳ないでしょ?」という方もいらっしゃるかも知れませんよね。

でも、私は”こだわり”を持って設計していますので、過去のものでも、ほぼ自分の設計だと分かります。
特別な思い入れがあるわけではないのですが、自分の納得の行く設計をすると出来上がりの顔が同じになってくるのです。
かと言って、そのために多くの時間をかける訳ではありません。定められた時間の中で納得のいく形に持っていきます。

それと同じような事ですが、「失敗したこと」についても、覚えています。
さんざん偉そうなことを書いてきていますが、私はこれまでかなり多くの失敗をしてきました。たぶんみなさんより多く。
しかもミスは困ったことに、かなりの確率で精神的に引きずりますよね。

しかし、納得の行く設計や犯したミスの記憶は、絶対に次の設計に活かされると思います。
いえ、活かしていかなければ自身の停滞になります。

「周囲が前に進んでいる以上、停滞は後退と同じ」と指導されたことがありますが、まさにその通りで、日々進化して
行かなければならないのが技術者だと思います。

さて、前置きはさておき、設計そのものについてお話ししましょう。

設計者、特にようやく設計をすこし覚えたくらいの方の話しですが、CADの画面上に縦横無尽に走っているラッツ
(どこからどこまで配線するか?の情報が直線で表示されているもの)を少しでも早くなくそうと、次から次へと
信号線を配線しまくる、という設計の仕方をする方を見かけることがあります。

そういった場合、電源やGNDが後回しになり、最後は無理やりつないでしまう、というお粗末な結果になってしまう事が
あります。
それは両面板でも多層板であっても、同様です。

いくら信号線がきれいに引けても、電源やGNDが不十分な設計をしてしまうと、せっかくの苦労が水の泡です。
もしかしたら、その基板は動くには動くかも知れません。
しかし決して良い設計とは言い難いですね。

信号線をどんどんつなぐのは良いですが、それは電源やGNDの配線が頭にあって、すでに道筋が頭の中で計画されている
場合です。
もしも、頭の中でその計画が立てられないのであれば、予め基幹となる電源やGNDは配線しておくべきです。

クロックに注意しました、等長に注意しました、抵抗値を合わせました、でも電源・GNDは無理くり配線しました、という
設計が良いわけがないのは、だれでも分かると思います、が、なぜか設計しだすと早く信号線をつなごう、と電源・GNDに
注意がいかない人がいるのです。

特別な処理をする信号に注意するのは当然のことながら、電源・GNDの配線も大変重要であることを、改めて認識しながら
設計してください。
どんな設計でも完成したものをみると、何となく良く見えたりする事もありますが、意識した人と、あとから無理くり配線した人では、
その過程の精度は天と地ほどの差があるのですから。

今回も前置きはあったものの、笑いの要素がほとんどなかった事をお詫び申し上げます。(どんな謝罪?)
ありがとうございました。また次回、お会いしましょう。