PCBファイルサイズ

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

Altium設計データにて
設計中の回路規模に対してPCBのファイルサイズが大きいと
思った時は、PCBファイル内にフォント情報が保存され
そのためにファイルサイズが大きくなっている場合があります。

その場合は、以下を確認してみてください。

①ツール>>プリファレンスを実行。

②ダイアログから
  PCB Editor -True Type Fontsページを表示します。

③□PCBドキュメントへTrue Typeフォントを埋め込む
 のチェックを確認。

チェックがある場合はフォント情報が
PCBファイルに保存されますのでファイルサイズが大きくなります。

※使用しているフォントが特殊なものでなければ
 チェックはなしにした方が良いですね。

ノイズに強い基板


元回路屋でございます。


前回『ノイズ』に関する話でしたので、またそれ関連の話です。


部品には、その特徴によっては実装/配線時に配慮が必要な部品があります。
各部品に関して、注意事項を挙げていこうと思います。


《コイル》

 ・部品直下に導体(パターン・ベタ)を通さないこと
  ベタパターンとの間にもインダクタンスが発生し、自己共振周波数が変化する為である。

 ・複数個使用する時は隣接させないようにし、止むを得ない場合は90度傾けて配置する。

 ・高温度部品からの熱輻射をなるべく受けないように配慮する必要がある。

 

《リレー》

 ・接点によるチャタリングが発生するので、CLKなどのパターンを近づけないこと。

 ・2個以上のリレーを使用する際は、内部コイルの相互磁気干渉を防止する為十分な絶縁距離を確保するか
  コイル向きを互い違いになるよう配置する。

 ・コイルを急速に遮断すると、コイル両端に逆起電力が発生してスパイク状のノイズが発生するので、その対応を行うこと。

 ・1次側電源と2次側電源を使用する場合は、沿面距離を十分確保すること。

 ・実装位置は、CPU,OSC,その他低電圧動作部品等のノイズに弱い部品に影響を与えない位置にする。

 ・機種によっては取り付け方向の指示があるものがあるので、カタログにて確認すること。

 ・強い磁界を発生する(大電流が流れる)部品・パターンの近くに配置しないこと。

 ・複数個のリレーを高密度実装するとコイルの発する熱が放熱出来ず、誤作動・故障の原因となる。
   隣接リレーとの距離を十分に確保する必要がある。

 ・部品下部に他信号を配線しないようにする。
  チャタリングやコイル磁力による悪影響が懸念される。

 

などがあります。

ノイズに強い基板を作製するのも、このような対策を行ってこそです。

 

では。

データの保管について

設計を行うにあたり必要不可欠なのがお客様より
出図されます諸々の設計資料のデータです。
設計の点数を積み重ねていきますと膨大な資料
となり、更に社内で作成した設計データを加えますと
保管も大変です。

いまでは資料もほとんど電子化されていますので
紙で保管と言う事はありませんが、10年、20年前とも
なりますと設計資料はほぼ、紙資料になり、保管場所
にも困る状況でした。

しかし、設計データは今とかわらず電子データですので
保管に困ることはありませんが、保管のメディアは
今では化石のフロッピーディスクを使用。
当初は大きい5インチディスクにはじまり小型化した
3.5インチディスクを使用しましたが、容量が小さい
のが困りものです。

ですが、いまではいろいろと選択肢がありますし
保管する容量も桁違いに大きく進化しました。

それでも、どの様に保管をしたらベストなのか
悩む所です。


ではでは、失礼いたします。

アップデート

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

ここ一、二ヵ月猛威を振るっているウィルス・・・
Windows10アップデートの件について、

アップデートしたくない人にとっては、本当にウィルス並みの
迷惑さですよね。

実際win10にしたら動かないorサポートなしのソフトが多々あるため
アップデートは必死に避けています。

しかし、はじめはアップデートのお勧め程度だったものが
一月前あたりから、半強制アップデートなる方法を
とってくるようになりましたね。

今夜アップデート or 今すぐアップデート やら
スケジュールなぞ設定した覚えすらないのに
○月△△日にアップデートされます。的な項目になっていたり

そんなときは、とりあえず選択できる一番先の日程で設定して
その後の画面でスケジュールの変更・取り消しをして回避していますが
さすがにしつこいですよね。

レジストリ等いじれば表示すらさせずに済むらしいですが
ちょっと抵抗があります。

7月を乗り切れば治まるはずと、辛抱しようと思います。

距離測定

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

Altium DesignerのPCBエディタではクリアランスなど距離を測定する
コマンドとして3種類あります。

 

メインメニューのレポート内に用意されています。

 

・2点間の計測
コマンド実行後に、最初にクリックした位置から次にクリックした位置
までの距離を測定します。
※グリットスナップを無効にすれば、フリーに測定でき、
ホットスポット等を有効にすれば、ピッチなどを測定できます。

 

・オブジェクト間隙の計測
コマンド実行後に、オブジェクトをクリックすることで
クリックしたオブジェクト間のクリアランスを測定します。

 

・セレクトしたオブジェクト
予めセレクトしたオブジェクト(トラックやアーク)の長さを測定します。

天敵『ノイズ』のお話

元回路屋でございます。


今回は皆様の天敵『ノイズ』のお話です。

 


一般的に「ノイズ」と言われるものでも、その種類毎に分類することが出来ます。


まず大きく分けて、伝導ノイズと空間ノイズに分けることが出来ます。

「伝導ノイズ」にも2種類があり、ノーマルモードノイズとコモンモードノイズと分類されます。

一方の「空間ノイズ」も放射ノイズと誘導ノイズの2種類があります。

伝導ノイズは低周波であり、空間ノイズは高周波という特徴を持ちます。


「ノーマルモードノイズ」は、パターン間に発生するノイズで、差動信号のようにノイズの帰路にて
ノイズ同士が打ち消しあう為、ノイズは少なくて済みます。

一方「コモンモードノイズ」は、パターン~GND間に発生し、電流はアースを通ってノイズ源に戻る為
信号間で相殺されず、ノーマルモードの数倍のノイズを発生してしまいます。
これを抑制するには、コモンモードの電流を抑えることが重要となります。

具体的には、
 ・ GNDをベタにしてインピーダンスを下げる
 ・ 信号線とGND間隙を狭くして、相互インダクタンスを増やす
 ・ GNDパターンを短くする
 ・ フィルタなどの電子部品にて高周波成分をカットする
などがあります。

 

ノイズの発生源を作らないのが一番の恒久対策ですが、現実問題としては
完全に無くすのは難しいのが現状だと思います。

ベタや間隙を調整することによって、ノイズは低レベルに抑えこめることを覚えておくと良いですね。

ネット変換ツール

ユーザーより支給されますネットデータは作業する設計CAD用に

書式変換をしませんと使用は出来ません。

ネットを変換するツールはCADに標準、もしくはオプションにて

対応出来るのもありますが、ネットの種類が限られている場合があります。
そのような時、ネット変換ツールを使用します。 

しかし、その様なツールは値段も安価ではありませんし、

操作性、機能を検証する必要があり、頻繁に変換をするなど
対価に見合うのであれば購入をお勧めいたします。

 

懐具合で購入は厳しい、手軽に使用したい等などで
あれば、ネットで「ネット変換」などのワードで検索してみて下さい。

ネット変換であればいくつかヒットするかと思いますが
変換後の照合となると限られてくると思います。

ですが「ネットチェンジャー」なるツールは登録は必要になりますが、

ネット変換も対応ネットが豊富で、ネット照合も出来ますので使い勝手は

良いと私は思います。

使用方法の説明はいたしませんが、興味がおありでしたら「ネットチェンジャー」で

検索をして見てください。


ではでは、失礼いたします。

CADの種類について

こんにちは、設計部の淺原です。
皆様、大型連休はいかがお過ごしでしたでしょう?
世間的には連休ですけど、災害でそれどころじゃなかった人たちも

沢山いらっしゃいますよね。
日本は本当に災害のおおい国だと思いますが、

でも復活する力も強いなぁ~とつくづく思います。

私の住まいと職場は横浜にあるのですが、

私自身はまだおおきな災害に出くわしたことがないのです。
東日本震災のときは、そこそこ大きな揺れで、交通、たべものなど、

不便な時期もありましたが、
じつはその時、長期で海外出張に行っており、私が帰った頃には

平穏を取り戻しておりまして。
そのせいで、いまでも家内には皮肉っぽく言われてしまいますが・・・

さて、雑談はこのあたりにして、今回お話させて頂くのは、CADの種類について、です。
アートワーク設計を生業にされている企業では、

持っているCADによって顧客が限定されたり、
もっていない機能があって効率的に設計が出来ない場合もあったりして、

いろいろ困ったこともありますよね。

かと言って多種多様の機種をそろえるとなると、かなりの費用が掛かってしまいます。
仮にその資金があったとしても、設計者がCADを習得するのには、

かなりの時間が掛かります。

技術畑ではない経営者の方だと「CADがあるんだから、すぐ設計できるでしょ」

と思ってらっしゃる人もいるのではないでしょうか。
設計者の方々は、そんなこと今さら言わなくてもその苦労はご存知でしょうけどね。

コマンドも違えば、結果も違う。同じようなコマンドのはずが、

思ったように表現できない、なんて事が沢山ありますよね。
思いもよらないミスをやらかしたり、それは無意識であったり無知であったり

いろいろと原因はあるでしょうがとにかく物事を習得するには

並大抵の努力じゃないですよね。

ではそれを踏まえて、設計会社では何種類のCADを持っているのが、最適なのでしょう?
経営視点も含めて、考えてみてください。
3種?4種?あればあるだけ?

私の考えは1種です。
前記したように、確かに顧客が限定される、CADによって出来ない事がある、

というデメリットはあります。
ただ、何種類ものCADをそれぞれ一人づつ割り当てたら、人件費は膨大です。
※それを補う仕事量があれば話しは別ですが。
では一人が何種類も覚えて設計すればよいのでは、という考え方がありますが

私はそれがベストとは思いません。

使い慣れたCADであれば操作はもちろんのこと、効率的に作業を進められ、

これまでの経験からCADの操作ミスなどによる不良も大幅に抑えられると思うのです。

多機種でそれが出来る人材を育成できれば、それが最高かも知れませんが、

なかなかそういう人材はいないのが現実です。
過剰と思われるかも知れない検査工程を導入すればそれも回避できるかも知れませんが、

所詮それは対処療法であって、発生を防いだ訳ではありませんし、

これについてもその分の時間を割かなければなりません。

では、この競争社会の中で差別化をはかり、

リピーターとなってくれる顧客をつかむにはどうしたらよいでしょう。
日々技術を磨く事は当然ですが、それ以外に何か思い当たることがありますか。

私の思いつく事は・・・それは次回書きましょう。
次回まで、ただ漫然と設計している社員、ではなく一歩も二歩も先を行くということを

想像しながら仕事に励んでください。
但しくれぐれもお身体は大切に。それが我々の資本ですからね!

今回もお付き合いくださりありがとうございました。

 

オブジェクトの表示設定

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

Altium DesignerのPCBエディタではオブジェクトの種類別に
表示・非表示の設定が出来ます。

メニューのデザイン>>レイヤと表示色を実行、
「表示/非表示」タブをクリック。

各オブジェクト毎に、3種の設定が選択できます。
・ファイナル:オブジェクトを塗潰し表示。
・ドラフト:オブジェクトをアウトライン表示。
・非表示

また、個別設定の下のボタンでは以下のような一括設定ができます。
・全ファイナル:全ての設定をファイナル表示にする。
・全ドラフト:全ての設定をドラフト表示にする。
・全非表示:全ての設定を非表示にする。
・ファイナル:ドラフト表示をファイナル表示にする。(非表示はそのまま)
・ドラフト:ファイナル表示をドラフト表示にする。(非表示はそのまま)
・トグル表示:ドラフト表示をファイナル表示に、
      ファイナル表示をドラフト表示にする。(非表示はそのまま)

GNDループの続き

元回路屋でございます。


またまた今回も『GND』のお話です。


前回は、「GNDループ」はノイズ発生の原因となるので避けましょう。で〆たと思います。

その続きを。


しかしながら、「GNDループ」は絶対悪ではないことを知っておかなければなりません。


ディジタル回路基板などでは、部品やパターン以外の空き領域にベタを入れる場合が多々あります。

このような場合、基板全体にベタを入れるので、知らぬ間に「GNDループ」となっている場合もあると思います。

しかし、ループになったGNDによって生じるノイズのレベルが許容値以下であれば、

このような接続方法が、性能向上やインピーダンス低減の点で有利な場合もあるということであります。

このような場合は、「GNDループ」」が存在していたとしても、【最適な】配線であると言えます。


基板外部からのノイズの影響(EMS)と基板外部へのノイズの影響(EMI)の性能向上にも繋がります。


高周波回路基板の場合、静電誘導よりも電磁誘導の方が効いてきます。

電磁誘導の場合には、GNDベタに電流を流すことによって、シールド効果が期待出来るからです。

電流を流すためには、ループになっていることが必要となります。


このように、回路・基板の特徴に応じ「GNDループ」をうまく使い分けることが大事となってくると思います。

 

ちなみに「GNDループ」は「GND」だけに限った話では無く、導体がループしていれば「GNDループ」と呼びます。

ネットデータの書式について

設計の資料にてネットデータを頂けますが
ユーザーにより出図いただけますネットデータ
も様々な書式となります。

設計CADも各社が互換性の無い独自の概念
にて作りこみをしている関係にて様々な書式
によるネットデータが存在しています。

その為に頂いたネットデータの書式を使用する
設計CADのネットデータの書式に合わせ込みをする
必要が出てきます。

下記はよく支給されますネットデータの書式です
 
【アレグロ形式(TELESISネット)】
$PACKAGES
DC! 0.1uF; C1
R! 470R; R1
R! 470R; R2
$NETS
DAD001;  IC1.1 XTAL1.1 R1.1 IC2.1
VCC;  R3.1 IC1.14 IC2.14
GND;  IC1.7 IC2.7
$End

【PADS形式】
*PADS NETLIST FILE
*PART*          ITEM
C1        DC
R1        R
R2        R
*NET*
*SIGNAL* DAD001 0.30
IC1.1 XTAL1.1 R1.1 IC2.1
*SIGNAL* DAD002 0.3
R1.2 IC1.2 C1.1 IC2.2
*END*

【ZUKEN CCF形式(CR3000等)】
$CCF{
     NET{
            DAD001: IC1(1),XTAL1(1),R1(1),IC2(1);
            DAD002: R1(2),IC1(2),C1(1),IC2(2);
            DAD003: IC1(3),R2(1),C1(2),IC2(3);
        }
    }

【CADVANCE形式】
     comp {
            C1[0.1uF]={DC,T, 0.000, 0.000, 0.0};
            R1[470R]={R,T, 0.000, 0.000, 0.0};
            R2[470R]={R,T, 0.000, 0.000, 0.0};
     }
     nets {
               DAD001={IC1-1,XTAL1-1,R1-1,IC2-1};
               DAD002={R1-2,IC1-2,C1-1,IC2-2};
               DAD003={IC1-3,R2-1,C1-2,IC2-3};
                  GND={IC1-7,IC2-7};
     }
}

見て解ります様にネットの始まりや終わりのコード、
区切り等はバラバラの書式であり、これを設計に
使用しますCADに合わせて変換をして使用します。

次回、ネット変換についてお話をいたします。
ではでは、失礼いたします。

設計する上で何が得意ですか?

こんにちは、設計部の淺原です。
すっかり春の陽気となり、サクラもそろそろ終わりとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私といえば、別段かわったこともなく、しいてあげるなら個人的なお話ですが一つ年が増えたくらいでしょうか。

さて、脱線も甚だしい私の記事でございますが、今回は少しだけ技術的なことを書こうかと思います思います思います。
(3回言いましたのは、自分に言い聞かせる分がふくまれているからです)

みなさんはc
唐突な質問ですが、これが返事に困るんですよね。

例えば、高速デジタル回路が得意、アナログが得意、操作スピードはピカイチ、はたまた3日くらい寝なくても平気、
人を使うのが得意、緻密に組み立て実行する事が得意。とくにかく仕事に役立つような得意なもの、必ずあると
思うのですが、そこをさらに一段階上げる努力ってしていますか?

また、苦手な事ってなんですか?
これなら、結構思いつくこと、たくさんあるのではないでしょうか。
では、思いつくけど克服する努力していますか?と聞かれると・・・これわ困りますよね(おそらく)。

日々におわれる事も多いでしょうし、理想は理想だよ、と目の前にある仕事を忠実にこなすことも、それはその方の
生き方ですし、それが悪いこととは思いませんが、理想にむかって頑張る姿も恰好いいと思うんですよね。

とまぁ、また技術的な事ではない事を延々と書くのか?とおしかりを頂戴しそうなので、このへんで切り替え
ましょう・・・と思ったのですが、今回は私が私自身のことで思ったことを少し。

この前、ちょっとした機会に社内の勉強会で「営業部」の勉強会をのぞいたんですが、そのむずかしさたるや、
私の薄っぺらい知識では全然ついていけず、こころの中で「餅は餅屋」と納得してすごすごと逃げてきたのですが
”納得”ではなく、じつは超悔しかったんですよね。
この業界に何年もいて、私はこのような事も分からないのか!と、自身がなさけなくなりました。

知らない、分からない、という事はとても悔しいものですね。
立場上、技術に携わること、そして技術者をまとめること、スケジュールを管理する、品質を管理する、など
ある意味「技術関連」しかやってこず、また営業に関して知識不足していることそれ自体を知ろうともせず、
わたしこそ、のんきに構えていたのだな、と思いましたね。

こんな恥をさらすような告白をしましたのは、みなさんにそれを知って頂き、自分を追い込むのが目的です。
技術者ですから、技術を磨くのは当然、組織をまとめるのも当然、経営を考えるのも当然、しかしまだまだ
学ばなければならないことがたくさんあることを、この歳(内緒)になって改めて思い知らされました。

では、また今回も私の記事ではなく日記を最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
次回こそ、お役立ちの技術的な話を書こう書こう書こう!

レイヤペア

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

Altium Designerにて、部品を作成する場合に部品外形などのシルク
は、「TopOverlay」のシルク用レイヤに配置します。

シルク用レイヤは「TopOverlay」と「BottomOverlay」があり、
部品をPCB上で配置面変更した際に、
自動的に「TopOverlay」⇔「BottomOverlay」が切り替わります。

このレイヤ間で切り替わる関係を「レイヤペア」といい
レイヤペアを設定することでメカニカルレイヤ間でも
切り替えることができます。

設定方法は、PCBエディタにて、デザイン>>レイヤと表示色から
ダイアログ左下にある、レイヤペアボタンをクリック。
メカニカルレイヤペアのダイアログの追加をクリック。
Layer1・2にペアにしたいレイヤを設定します。

例えば、Layer1に「Mechanical1」、Layer2に「Mechanical2」と
設定した場合、部品配置をTop面からBottom面に変更した場合
部品内の「Mechanical1」にあるオブジェクトが「Mechanical2」へと
切り替わり、文字は反転されます。

GNDについて

元回路屋でございます。


今回も『GND』のお話です。


電子回路の動作に於ける全ての基準となるのが「GND」であります。

と同時に、各信号や電源のリターンパスとして使用されており、「電流が流れる」ということを意味してます。


基板上の導体は必ずインピーダンスを有しており、インピーダンスに電流が流れると電圧が発生し、

「GND」の電位が一定では無くなってしまいます。

この時発生する電圧が【ノイズ】となってしまいます。


因みに「リターンパス」とは、リターン電流の経路のことです。


ノイズの発生を抑える為にはインピーダンス・インダクタンスを低く抑え、

共通インピーダンスを無くすことが重要となります。

具体的には、GNDパターンを「太く・短く・ストレート」にすることで実現させます。

ここで言う「ストレート」とは、GNDパターンをループさせないと言う意味となります。

「GNDループ」とは、GNDパターンが円環になっていることを指し、

この円環パターンがノイズ発生の一因となってしまうのです。



ネットデータ

設計作業を開始するに当たり、ネットデータは非常に
重要なデータとなります。

私が設計を始めた頃は今のように当たりまえにネット
データを頂ける事などなく、回路図は紙でしか頂けま
せんでした。

よって、設計は回路図からネットデータを作成する事
から始めなくてはなりません。

ネットの作成も回路図1枚くらいなら良いのですが
10枚、20枚ともなると気が遠くなるような作業で
2日くらいかけて作成をしていました。
ユーザーによっては回路番号やピン番が記載されて
おらず、全ての回路へ記入する事もあり難儀しながら
割り振りおよび記入をした記憶があります。

まだ、当時は回路CADでの入力ではなく手書きでの
回路作成を多かった時代です。

それを今や、図面はデータで頂けますし、図面での
部品検索も容易ですし、ユーザーにピン番の入れ替え
など回路変更を気安くお願いも出来る時代です。

次回はネットのフォーマットについてのお話です。

ではでは、失礼いたします。

コミュニケーションの重要性

こんにちは、設計部の淺原です。
今季は例年にくらべ暖冬とはいえ、暖かい日が続いたかと思えば、急に寒い日が続き、体調を崩しやすい気候ですが
皆様は如何でしょう。私は虚弱体質全開で頑張っています(←いみふ)

また、暖かくなってくるとこの時期は恐怖の粉も舞ってきますので、アレルギーのある方は見るも悲惨な状況ですよね。
私?なぜか花粉には(いまのところ)困っていません。うらやましいですか?(何の自慢にもなりませんが)

さて、今回はどうしても書きたい事があり、いままでの内容とは少し異なるのですが、基本中の基本に帰って一点書かせて頂きます。

みなさん”あいさつ”は出来てますか?
「当然でしょ?なにをいまさら」と、いう方がほとんどでしょう。
でも、その挨拶は相手に対してどのような印象を与えているか?まで気にかけている方は何人いらっしゃるでしょう?

会社にきて第一声「おはようございます」って言いますよね?
でも、不機嫌そうな声だったり、うつむき加減で言ったりしてませんか?
そんな声や態度を聞いたり見たりして、挨拶された方が「どうしたんだろ?具合わるいのかな?機嫌悪いのかな?」と
気遣われていたりしませんか?
それは自分から発した挨拶だけじゃなく、相手の言葉に対してする挨拶も同じです。
「おはようございます!」⇒「ぉ%&‘#@ぅ$&’%@xす」なんて返事してませんか?

相手に気遣いさせない挨拶、そして一日の始まり「さぁ、今日も一日頑張るぞ!」という気持ちのおはよう!が私は大事と思います。
もちろん異論もあると思いますが、私たちは感情をもつ人間ですので簡単に割り切って考えることがとても難しいのです。
合理的じゃない、とか言って異論を唱えても、それは相手に理解されてないと思ったほうがいい。

また、あの人はいつも不機嫌だから、あの人はシャイで人の顔みれないひとだから、と理解してくれてるだろう、と思ったらそれも
大間違いです。
でもそれはあなた自身が損をしている事に気づいてないからかも知れませんね。

そりゃ、前記したとおり感情がありますから、機嫌の悪い時だってあるでしょうし、具合の悪い時だってあるでしょう。
でも、それを見せずに元気に振る舞うって恰好良くありません?単純?いや、実はそれで自身も変わっていくんですよ、ホントに。
良い事聞いちゃいましたね~。良い事きいちゃったら実践しちゃいましょう。

挨拶は自分を表現する一つの手段でもあり、そして最も初歩的な簡単にとれるコミュニケーションの手段です。
会社で組織人として仕事していくうえで、コミュニケーションは絶対に必要なものだと思うのです。その第一歩が
挨拶じゃないでしょうか。

それから、挨拶は「おはよう」だけじゃないですよね。
出かけていく営業さんに「行ってらっしゃい!・おかえりなさい!」と気持ちよく挨拶してみましょう。
それが営業さんの励みになり仕事へのモチベーションが高まって、最終的には利益にまでつながる、ということもあるのです。

そして「お先に失礼します」と言う挨拶も、言う方は心苦しく思って言う人もいるのです。
(”先に帰れる呪文”のように言う方もいますけど)
でも、大抵の人は『まだ仕事している人がいるのに先に帰って申し訳ないな』と思っていると思います。
そういう方に「お疲れ様でした!!」と気持ちよく言ってあげる、そういう心遣いも社会人として必要じゃないかなって思います。

そういう意味で冒頭で「挨拶ができていますか?」となったわけです。

いろいろな意見もあるでしょうが、私がいまここで話していることはおそらくマジョリティだと思います。
多数派だから正しい!と言ってる訳ではないです。が、多数の人がそう思っている社会にいらっしゃるのだから、そうでない方は
そのような目で見られている、という事もご自覚なさった上で、どうすれば良いかをご自身で考えてみてみましょう。

当たり前すぎる事を如何にも先人のように書き連ねましたが、これは私自身にも言い聞かせていることなのです。
ちゃんとした挨拶は「やれ」と言われたからするのではなく、自分の為にするもの、ですよね。

それではまた次回お会いしましょう!今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

基板外形の設定

本日も、AllyJapanのBLOGをご覧頂きありがとうございます。

AltiumでPCBを新規作成すると背景が黒い領域が作成されます。
この領域が基板外形となり、設計基板領域となります。

メニューのデザイン>>基板外形 の下記コマンドで基板外形を編集
することが出来ます。

・設定 : 新しく基板外形を作画する。
・編集 : 現状の基板外形頂点を移動し変更する。
・移動 : 基板外形を移動する。
・セレクトオブジェクトから設定 
 : セレクトされたトラック・アークオブジェクトから基板外形を作成。

外形が複雑な形状などの場合、外形のDXFで
「セレクトオブジェクトから設定」を使用して基板外形を作成します。

※このときセレクトする外形ラインが閉図形の場合は、ライン幅に
関係なくライン中心で基板外形が定義されますが、
一筆書きのような閉図形になっていない、オブジェクトの端点が
ズレてしまっている場合には、メッセージが表示されそのまま続行
すると外形ラインの外側を縁取る形で基板外形が作成されます。

GNDの一点アースの補足

元回路屋でございます。


前回のGNDの一点アースで補足を何点か。


前回では、「デジタル/アナログ用GNDを分離することが重要」とお話しとことと思います。

これには、デジタル回路では High/Low遷移時にスパイク電流が流れることにより、

基準電位に変動が生じることがあります。

アナログ回路では、この微細な基準電位の変動が原因で誤動作を引き起こす為、

パターンを共用しない(共通インピーダンスを作らない)ことで、アナログ回路の

誤動作を防止できる訳です。

 

しかし「GNDの一点アース」は、直流回路と低周波回路には有効だが、

高周波回路には効果は無いので注意が必要となります。

 

では、1点アースが効果が無い高周波回路の場合はどのような対策を採るかというと「ベタ」にする。

と言うことになります。

1点アースに対し、多点アース(ベタ)で接続し、インピーダンスを低くすることにより

ノイズ対策とするやり方であります。


その際、ベタは広い方が望ましいのですが、髭・アンテナ状にならないようにすることが非常に重要となります。

CADの設定で、 「xx c㎡ 以下の領域にはベタを作成しない」などの設定があると思いますので、

その設定をうまく活用することで、GNDパターンの髭は防止出来るはずです。

 

 

スプラインについて

設計の三浦と申します。

DWGやDXFにスプラインを使用しておりましても
「A9Converter」にてバージョンを下げましたファイルは
CADデータに取り込む事が可能になります。

スプラインは複数の制御点にて構成された
自由曲線でありますが、バージョンを下げることにより
スプラインを線の構成に置き換えてくれます。
 
しかし、CADにファイルを取り込む事は可能になりましたが、
スプラインの曲線部分は線に置き換えられます為に
細かい線の集合となり、データ的にはかなり容量の
大きなデータとなります。

また、外形や領域はこのデータをもととしますので
作成には慎重に作業をする必要があります。

以上、何回かに分けましてスプラインの取り込み方法、
ファイルのバージョン変換方法を説明いたしましたが
メリット、デメリットを踏まえた上で各作業を行い、
取り扱いをして頂きたいと思います。


ではでは、失礼いたします。

電源・GNDの配線

こんにちは、設計部の淺原です。

前回は少しだけ基板のことをお話ししましたが、今回は設計について、お話ししたいと思います。

皆さんは過去に自分が設計した基板やデータを見て、「あ、これ自分が設計した基板だ」と分かりますか?
「次から次へと違う設計しているなかで、そんなの覚えてる訳ないでしょ?」という方もいらっしゃるかも知れませんよね。

でも、私は”こだわり”を持って設計していますので、過去のものでも、ほぼ自分の設計だと分かります。
特別な思い入れがあるわけではないのですが、自分の納得の行く設計をすると出来上がりの顔が同じになってくるのです。
かと言って、そのために多くの時間をかける訳ではありません。定められた時間の中で納得のいく形に持っていきます。

それと同じような事ですが、「失敗したこと」についても、覚えています。
さんざん偉そうなことを書いてきていますが、私はこれまでかなり多くの失敗をしてきました。たぶんみなさんより多く。
しかもミスは困ったことに、かなりの確率で精神的に引きずりますよね。

しかし、納得の行く設計や犯したミスの記憶は、絶対に次の設計に活かされると思います。
いえ、活かしていかなければ自身の停滞になります。

「周囲が前に進んでいる以上、停滞は後退と同じ」と指導されたことがありますが、まさにその通りで、日々進化して
行かなければならないのが技術者だと思います。

さて、前置きはさておき、設計そのものについてお話ししましょう。

設計者、特にようやく設計をすこし覚えたくらいの方の話しですが、CADの画面上に縦横無尽に走っているラッツ
(どこからどこまで配線するか?の情報が直線で表示されているもの)を少しでも早くなくそうと、次から次へと
信号線を配線しまくる、という設計の仕方をする方を見かけることがあります。

そういった場合、電源やGNDが後回しになり、最後は無理やりつないでしまう、というお粗末な結果になってしまう事が
あります。
それは両面板でも多層板であっても、同様です。

いくら信号線がきれいに引けても、電源やGNDが不十分な設計をしてしまうと、せっかくの苦労が水の泡です。
もしかしたら、その基板は動くには動くかも知れません。
しかし決して良い設計とは言い難いですね。

信号線をどんどんつなぐのは良いですが、それは電源やGNDの配線が頭にあって、すでに道筋が頭の中で計画されている
場合です。
もしも、頭の中でその計画が立てられないのであれば、予め基幹となる電源やGNDは配線しておくべきです。

クロックに注意しました、等長に注意しました、抵抗値を合わせました、でも電源・GNDは無理くり配線しました、という
設計が良いわけがないのは、だれでも分かると思います、が、なぜか設計しだすと早く信号線をつなごう、と電源・GNDに
注意がいかない人がいるのです。

特別な処理をする信号に注意するのは当然のことながら、電源・GNDの配線も大変重要であることを、改めて認識しながら
設計してください。
どんな設計でも完成したものをみると、何となく良く見えたりする事もありますが、意識した人と、あとから無理くり配線した人では、
その過程の精度は天と地ほどの差があるのですから。

今回も前置きはあったものの、笑いの要素がほとんどなかった事をお詫び申し上げます。(どんな謝罪?)
ありがとうございました。また次回、お会いしましょう。